諸種自律神経毒の胆汁流出に及ぼす影響に関する実験的研究
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概要
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胆嚢,胆道症の成因は自律神経の失調に根幹をおき,その錯動により胆汁のうつ滞を来たし本症を起こしてくることが考えられる.胆嚢,胆道における薬理学的研究は諸家により多数なされているが,未だ充分説明されていない.わが教室においては胆嚢,総胆管, Oddi氏筋其の他の胆道系の状態を比較的自然のままで観察し得る独特な方法を考案し,種々実験を試みているが,今回はピロカルピン,アトロピン,アドレナリン等の自律神経をイヌに注射し,胆嚢胆道系の自律神経毒による影響を比較的明確に掴み得,これにより諸家の成績と比較検討することが出来,又胆嚢胆道症の成因に示唆を与え得ると考えられる.
- 社団法人 日本内科学会の論文
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