肺結核症の肺動脈弁口収縮期性雑音に関する研究(第1報) : 収縮期性雑音の統計的観察
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概要
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肺結核症の肺動脈弁口に聴取される收縮期性雑音の臨床統計的観察を行なつた.收縮期性雑音はX線上左側殊に上中野に主病巣を有する中等症乃至重症肺結核症に限られていた.雑音の頻度は8.4%であって特に左側成形術施行例に高率を占め,男対女の比では女性がやゝ多かつた.雑音は左第II,第III肋間胸骨縁及びその左方乃至左上方1〜3cmの範囲に限局し,一般に他の弁口に傳達しない.雑音の強さはLevineの分類による3乃至4度が大部分であつて,仰臥位及び呼気に増強する等の結果を得た.
- 社団法人 日本内科学会の論文
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