高圧酸素ガスをプロセス流体とする粉体供給装置
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概要
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高圧酸素型粉体供給装置を試作し, 粉体供給の定量性の確認, 粉体搬送ガスとして高圧酸素を使用する上での装置各部材質の不燃化, および鉄粉など異物混入に伴う火災・爆発などに対する安全性を検討した.<BR>粉体試料として生石灰 (200rnesh以下) を使用した場合, 供給の定量性は3%以内で, かつ搬送ガスの流速変化に対しても, その定量性に影響を与えないことがわかった.<BR>また, 生石灰に鉄粉 (200mesh) を混入し, 粉体と輸送管内壁との摩擦による管壁の温度上昇を調べ, 鉄粉の発火に必要なエネルギーから, 鉄粉の混入率は0.1wt%以下で, 酸素ガス速度は15m/s以下に制御されることが安全上必要であることがわかった.