2次核の発生と成長過程について
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概要
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硫酸銅5水塩とカリ明ばん12水塩を用い, 攪拌槽で2次核を発生させ, その粒子密度と粒径分布の経時変化をコールターカウンターで追跡し, 次のような結果を得た.<BR>1) 過飽和溶液でも, 経過時間の初期の段階で粒子密度が減少することを認めた。この減少率は過飽和度に相関することを認めた.<BR>2) 両系とも累積曲線の形は経過時間とともに変化した.CuSO<SUB>4</SUB>・5H<SUB>2</SUB>Oの場合はその変化が平均値より小さい成長速度を持つ粒子の存在に起因し, KAl (SO<SUB>4</SUB>) <SUB>2</SUB>・12H<SUB>2</SUB>Oの場合は早い成長速度を持つ粒子の存在に起因した.<BR>3) 2次核発生のための最小粒径の存在を確認した.
著者
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村田 芳治
東京農工大学工学部 化学工学科
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川上 泰伸
東京農工大学工学部化学工学科
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今井 隆之
東京農工大学工学部化学工学科
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山川 浩
東京農工大学工学部化学工学科
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奥本 茂
東京農工大学工学部化学工学科
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