各種ヒトインターフェロン製剤のPLC/PRF/5細胞におけるHBs抗原産生抑制作用
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概要
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B型肝炎ウイルス表面抗原(HBs抗原)とα-フェトプロテイン(AFP)を産生しつつ増殖するヒト原発性肝癌由来のPLC/PRF/5細胞を使用して,国内で市販されている4種類のヒトインターフェロン(IFN)製剤,組換え型IFN-α2a 1,800万国際単位(International Unit, IU),リンパ芽球産生型IFN-α 600万IU,線維芽細胞産生型IFN-β 300万IU,組換え型IFN-α2 b 1,000万IU,のHBs抗原産生抑制作用をin vitroで比較検討した.<BR>いずれのIFN製剤も,細胞本来の遺伝子の作用で生じるAFP産生はほとんど抑制しなかったが,細胞内に存在するB型肝炎ウイルス遺伝子の作用で生じるHBs抗原産生を明らかに抑制した.各IFN製剤の添加濃度と細胞当りのHBs抗原産生低下との相関曲線はよく類似した.しかし,製剤間には若干の効力差が認められた.
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