エタノールによる肝脂質生合成に対するオルニチンアスパルテートおよびビタミンB<SUB>6</SUB>の作用
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概要
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エタノールによる血液,肝総コレステロールの増加はオルニチンアスパルテート,およびオルニチンアスパルテート+ビタミンB<SUB>6</SUB>の併用で抑制されなかったが,エタノールによる肝脂酸合成の増加と肝コレステロール生合成の低下は,ともにオルニチンアスパルテートおよびオルニチンアスパルテート+ビタミンB<SUB>6</SUB>で抑制された.オルニチンアスパルテートおよびビタミンB<SUB>6</SUB>はともに単独では肝コレステロール生合成を抑制し,肝脂酸の生合成を増加した.またオルニチンアスパルテートはエタノールの血液からの消失および組織での代謝速度をました.オルニチンアスパルテートおよびオルニチンアスパルテート+ビタミンB<SUB>6</SUB>の併用はエタノールによる脂質代謝異常を部分的に正常化する作用がある.
- 社団法人 日本肝臓学会の論文
著者
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中村 治雄
北海道大学医学部第1生理学教室
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石川 昌子
北海道大学歯学部口腔生理学
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中村 治雄
北海道大学歯学部口腔生理学
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石川 昌子
北海道大学 歯学部口腔生理
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中村 治雄
北海道大学 歯学部口腔生理
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