潜熱型蓄熱材料としてのペンタエリトリトールの経時熱劣化
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概要
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潜熱型蓄熱材料としてペンタエリトリトールを使用する場合の経時熱劣此の程度を推測するため, 1日1回の加熱-冷却サイクル (最高温度200℃-8時間保持。最低温度30℃-5時間保持) を設定し, 2ヵ月間にわたってペンタリエリトリトールの空気中における熱劣化による物性変化を測定した.その結果, 重量減少, 酸素含有量の減少, カルボニル化合物の生成, 相転移熱および転移温度の低下などが見られたが, これはペンタエリトリトールの昇華, 熱酸化分解および生成したラジカルの結合によるものと考えられる.<BR>ペンタエリトリトールの経時熱劣化に対して.ラジカル捕足剤の添加により抑制効果が見られた.ペンタエリトリトールを潜熱蓄熱材料として使用するためには, 昇華, 酸化およびラジカル生成の抑制が必要である.
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