水酸化アルミニウムの工業晶析における結晶粒径の経時変化
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概要
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水酸化アルミニウムの晶析槽として製作された従来型は, 懸濁結晶による撹拌翼の摩耗が激しいという問題点が解決できなかった.<BR>この問題点を改善するために設計した新型晶析槽を運転した結果, 結晶粒径の経時変化が二次核発生数と結晶抜き出し個数との不均衡から発生した.その二次核数の均衡を維持するために, 晶析槽からアルミニウム成形品の表面処理を行うエッチング槽への還流溶液中の微結晶を回収する液体サイクロンを設置し, 晶析槽内の懸濁溶液の一部を循環させるポンプを, 二次核発生器として設置した.<BR>製品結晶中の微粒比率が維持されるように核発生ポンプを稼働することにより, 製品粒径を安定させ, 同時に操作過飽和度を低い値に維持することが可能になった.
- 社団法人 化学工学会の論文
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