垂直上昇薄膜管型反応装置の気液有効界面積
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概要
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垂直上昇気液二相流の流動様式のうち, 環状流領域を用いた上昇薄膜反応装置の気液有効界面積の測定を行った.操作条件の範囲は, 環状流領域でも液ホールドアップが極端に小さい薄膜上昇流となる条件である.また液の物性値, すなわち粘度および表面張力の液膜挙動への影響をみた.その結果, 気液有効界面積α(m<SUP>2</SUP>/m<SUP>3</SUP>-装置容積)は, 操作条件, 反応管径および流体物性値等の影響を総合的に含むと考えられるエネルギー消散項ε(kPa/s)によって関係づけられた.α=57ε<SUP>0.412</SUP>・εは, (単位長さあたりの圧力損失)×(ガス速度)で表されるが, 測定範囲は圧力損失が1.1〜17.5kPa/m, ガス速度が15〜50m/sである.なお液が薄膜を形成する条件として液ホールドアップが2〜6%となるような気液の体積流量比で測定を行った。
- 社団法人 化学工学会の論文
著者
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中山 睦夫
花王石けん和歌山第1研
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傳 慶一
花王石鹸(株) 和歌山第1研究所
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中山 睦夫
花王石鹸(株) 和歌山第1研究所
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今村 恵泰
花王石鹸(株) 和歌山第1研究所
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今村 恵泰
花王石けん和歌山第1研