植物性担体包括自己造粒活性汚泥粒子の流動化バイオリアクターによる廃水処理
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概要
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植物性担体を包括造粒した活性汚泥粒子による流動層を用いて実廃水の長期連続処理運転を行った.粒子は特別に熟成された植物性担体を用いることにより約1日で造粒され, 運転開始にあたって予備操作を必要としなかった.また, この担体包括粒子は操作条件の急変などにより一たん破壊されても, 適当な操作により速やかに正常化することが確かめられた.処理水質は, リアクター出口での溶存酸素濃度が0〜0.5mg・<I>l</I><SUP>-1</SUP>と低い場合でも良好であり<I>BOD</I>容積負荷2.9kg-<I>BOD</I>・m<SUP>-3</SUP>・d<SUP>-1</SUP>までは処理水<I>BOD</I><SUB>5</SUB>を20mg・<I>l</I><SUP>-1</SUP>に維持できた.さらに, 本法は標準活性汚泥法や自己造粒粒子を用いるMRB法, AUSB法などに比較して, <I>BOD</I>-容積負荷, <I>BOD-SS</I>負荷および酸素消費などの点で優れた特性をもつことが判明した.
著者
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正本 博士
福岡大学工学部化学システム工学科
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正本 博士
福岡大学工学部 化学システム工学科
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中原 俊輔
福岡大学工学部
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江頭 敬二
(株) 九電工空調管技術部 環境土木課
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真嶋 勝義
(株) 九電工空調管技術部 環境土木課
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