養殖ハマチから分離された原病性Pseudomonasの性状について
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
1. 高知県の養殖ハマチの病魚から分離されたPseudomonasの細菌学的性状を明らかにする目的で,既知のP.fluorescensとP. putidaを対照として同定試験を行なった。2. その結果,本菌はブドウ糖を酸化的に分解し,フルオレシンを産生し,グルコン酸を酸化するが,ゼラチンを液化せず,トレハロースやイノシトールを分解しないなどの性状を示した。3. 本菌と対照菌株との類似値はP.putida ATCC 12633株に対しては83%と90%,P.fluorescens ATCC 13525株に対しては79%と82%となった。以上のことから,本菌をP.putidaに同定した。
著者
関連論文
- 高知県興津湾のボラ病魚から分離されたEdwardsiella tardaについて
- 養殖ハマチから分離された Strptococcus 属の新魚病細菌について
- 養殖ハマチから分離された原病性Pseudomonasの性状について