ティラピア病魚から分離されたPseudomonas fluorescensおよびEdwardsiella tarda
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概要
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1980年から1981年にかけて大阪府, 愛知県および奈良県下の養殖ティラピアに慢性的へい死を伴う流行病が発生した。病魚の症状には2つのタイプがみられ, 1つは脾臓に結節様菌集落の形成と鰾の膿瘍を, 他方は生殖腺特に卵巣の発赤を特徴としていた。両タイプの病魚から復元性のある異なった細菌が分離され分類学的検索の結果, 前者からの分離菌はPs.fluorescesに後者からのものはE.tardaに同定された。また病原性発現に及ぼす水温の影響を調べ両感染症の流行期について検討した。
- 日本魚病学会の論文