ニジマスに腹腔内接種, 浸漬および経口的に投与したビブリオワクチン抗原の組織内分布
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概要
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Vibrio anguillarumのワクチンを腹腔内接種, 浸漬および経口投与したニジマス稚魚の組織切片を作製し, 螢光抗体法により体内のワクチン抗原分布を調べた。腹腔内接種魚では腎臓と脾臓に, 浸漬投与魚ではこれらの臓器に抗原が認められず, 後腸部の上皮組織内にのみ認められた。これらのことから, 腹腔内接種および浸漬投与では全身的な免疫誘導が, 経口投与では局所的な粘液性の免疫応答の誘導が行われるものと考えられる。
- 日本魚病学会の論文
著者
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NELSON Jim
Dept. of Microbiology, Oregon State University
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ROHOVEC John
Dept. of Microbiology, Oregon State University
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FRYER John
Dept. of Microbiology, Oregon State University