大西洋タラおよびニシンにおけるウイルス性赤血球壊死症(VEN)の血液学的ならびに生理学的影響
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概要
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VENに感染したタラとニシンは非感染魚に比べ, ヘマトクリットと血球数が低かった。さらにタラではヘモグロビン量も低かった。血しょう中の電解質と蛋白質には影響は認められなかった。感染タラの赤血球では乳酸脱水素酵素とグルコース-6-リン酸脱水素酵素の活性が低かったが, クエン酸合成酵素には変化がなかった。なお, ニシンではいずれも影響は認められなかった。また, 感染タラの赤血球ではATPのレベルが50%下がっていたのに対し, ニシンでは逆に33%上がっていた。
- 日本魚病学会の論文
著者
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RENO Paul
Department of Microbiology and Migratory Fish Research Institute,
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SERREZE David
Department of Microbiology and Migratory Fish Research Institute, University of Maine
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HELLYER Susan
Department of Microbiology and Migratory Fish Research Institute, University of Maine
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NICHOLSON Bruce
Department of Microbiology and Migratory Fish Research Institute, University of Maine
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RENO Paul
Department of Microbiology and Migratory Fish Research Institute, University of Maine
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