中国の草魚の疾病―1953年から1983年までの総述
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概要
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草魚は四大養殖魚の一つに数えられているが, 病気に対して最も弱いとされており, ウイルス, 細菌, 真菌, 原虫, 蠕虫, 甲殻類, 藻類, 軟体類の幼生などが病原体として知られている。その他, 非生物因子による疾病もくいつかある。重要な流行病については病因, 疫学, 予防, 治療が究明されている。最近, 水田のような衛生的環境が草魚の病気を防ぐのに良い一方, 雑草を食べることで水田の生産性も上がることから, 相互利用の方法が確立された。また, これまでに草魚の寄生虫127種が報告され, 73種の新種と2つの新科が提案された。
- 日本魚病学会の論文
著者
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NIE Da-Shu
Institute of Hydrobiology, Academia Sinica
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PAN Jin-Pei
Institute of Hydrobiology, Academia Sinica