コイの頭腎細胞の試験管内における貪食作用
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
コイの頭腎細胞に SRBC を貪食させ, 経時的に塗抹標本を作製してペルオキシダーゼ・ギムザ二重染色により観察した。貪食能は主としてマクロファージと好中球に認められた。1細胞あたりに取り込まれた SRBC 数はマクロファージの方が多く, 時間の経過とともに増加した。貪食された SRBC の総数は, 最初の1時間と12〜24時間後に2度増加し, 2度目には貪食能を示す幼若好中球が増加した。24時間後には SRBC を貪食した細胞数および貪食された SRBC の総数は, いずれも好中球のほうがマクロファージよりも大きくなった。
- 日本魚病学会の論文
著者
-
SOVENYI Jozsef
Veterinary Medical Research Institute of the Hungarian Academy of Sciences
-
楠田 理一
Laboratory of Fish Diseases, Faculty of Agriculture, Kochi University
-
SOVENYI Jozsef
Laboratory of Fish Diseases, Faculty of Agriculture, Kochi University