静岡県下のアユ養殖場におけるビブリオ病の発生状況, 1984〜1990 : 原因菌の血清型と薬剤感受性
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概要
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1984年12月から1990年11月までの間養殖アユのビブリオ病から分離されたV.anguillarumの血清型はA型が77%, C型が23%であった。C形の殆どは海産種苗由来であったが, A型は51%が淡水種苗, 49%が海産種由来であった。12月から2月までの分離菌はC型が主体であったが, 後半はA型が主体となった。耐性菌の出現割合は月を追うごとに増加し, また, A型はC型よりも耐性菌の出現頻度が高かった。以上の結果から, 海産種苗に対するワクチン処理の必要性とともに, A, C型の2価ワクチンの開発の必要性が示された。
- 日本魚病学会の論文
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