アスコルビン酸欠乏のハタの鰓の病理組織
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
アスコルビン酸添加あるいは無添加餌料を12週間投与したハタの類の鰓について, 光顕および電顕観察を行った。アスコルビン酸無添加餌料を投与した魚は, 鰭の出血, 鰓蓋の変形, 尾鰭の糜瀾等の種々の症状を示した。病魚の鰓の組織学的観察では, 1次および2次鰓弁の上皮細胞の増生, 2次鰓弁の癒着, 鰓中肋のゆがみ, 2次鰓弁基底膜からの上皮の剥離等がみられた。電顕観察では, 塩類細胞, 上皮細胞, 粘液細胞の変性と上皮細胞の増生ならびに浮腫が観察された。
- 日本魚病学会の論文
著者
-
Phromkunthong Wutiporn
Institute of Zoology, University of Heidelberg
-
Boonyaratpalin Mali
National Institute of Coastal Aquaculture
-
Verakunpiriya Wisuthi
National Institute of Coastal Aquaculture