三倍体ニジマスの血液学的性状
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概要
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三倍体ニジマスの血液学的性状を二倍体ニジマスのそれと比較した. 三倍体は二倍体に比べて, 平均赤血球容積が大きく, 平均赤血球色素量も多かったが, 赤血球数は少なかった. また, 平均赤血球ヘモグロビン濃度に差は認められなかった. これらの結果から, 三倍体ニジマスは大赤血球性の貧血状態であると判断された. これらの血液細胞学的な変化は, これまでにカワマスとギンザケで報告された大赤血球性の貧血の症例とは相違しており, 三倍体化によるゲノム数の増加が原因と考えられた.
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