皮下および筋肉内膿瘍を形成した全身性エリテマトーデスの2症例
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概要
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中枢神経症状および腎炎を伴うSLEの2女児例において,経過中に皮下および筋肉内膿瘍を形成した. 1例は,病変部位の筋肉内注射および麻痺が膿瘍形成と関係があると思われた.他例は,リンパ球(T細胞)の機能および好中球の殺菌能の低下が関係があると考えられた.エコー, CTスキャン,ガリウムシンチの検査が筋肉内膿瘍の発見に有効であった.
中枢神経症状および腎炎を伴うSLEの2女児例において,経過中に皮下および筋肉内膿瘍を形成した. 1例は,病変部位の筋肉内注射および麻痺が膿瘍形成と関係があると思われた.他例は,リンパ球(T細胞)の機能および好中球の殺菌能の低下が関係があると考えられた.エコー, CTスキャン,ガリウムシンチの検査が筋肉内膿瘍の発見に有効であった.