ガソリンの化学的特性がエンジン燃焼およびエンジンアウトの排出ガスに及ぼす影響
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概要
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本研究ではガソリンの化学的特性がエンジンアウト排出ガス,特にNOx排出に及ぼす影響を調べることを目的に,15種類のガソリン(モデル燃料)を用いたエンジン実験およびエンジン燃焼解析を実施した。燃料の影響を詳細に解析するために,NO生成に関する拡大ゼルドビッチ反応機構を用いた数値シミュレーションを行い,生成機構からの基礎的な観点も含めて解析を行った。その結果,エンジンアウトのNOx排出濃度は燃料により大きく異なり,理論火炎温度で代表される燃料パラメーターと実験より得た50%燃焼点のパラメーターとの二つのパラメーターで整理できることが分かった。また,数値シミュレーションからそれらのパラメーターはそれぞれ燃料の熱力学的特性の要因と燃料による燃焼時期変化の要因を代表したものであり,実験結果の妥当性について裏付けることができた。
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