香川県直島に生育する樹木の葉の可燃性に関する基礎的研究
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概要
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香川県直島は山火事多発地域であり,2004年1月13日に発生した山火事では島の面積の16 %にあたる122 haが焼失した。本研究では,森林を構成する樹木の可燃性,逆に言えば,延焼防止効果について明らかにすることを目的として,直島の森林で採取した生葉と落葉(L層)の燃焼エネルギーを比較した。生葉の燃焼エネルギーは,クスノキ林では,同一地点で採取した落葉の燃焼エネルギーに比べて半分程度であったが,アベマキ林で採取した生葉と落葉の燃焼エネルギーの違いは,クスノキに比べて小さかった。また,同じクスノキでも,焼損被害を免れたクスノキ林で採取した生葉は,焼損被害を受けた後に萌芽再生したクスノキ林で採取したものより燃焼エネルギーが小さいことがわかった。
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