カラー空中写真の整備とその判読利用について
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概要
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カラー空中写真を全国的に撮影, 整備する事業が, 昭和49年度からすすめられている。この事業は, 国土庁が行なう国土情報整備事業の一環となるもので, 国土地理院の担当で実施されている。このカラー空中写真の縮尺は, 平地部では1/8,000, 丘陵・山地部では1/10,000ないし1/15,000となつている。<BR>わが国では, これまで国土地理院および林野庁が全国の半分ずつを分担して, 縮尺1/20,000の白黒の空中写真を計画的に反復撮影しているが, カラー空中写真を統一規格で全国的に撮影するという事業は, これがはじめてである。<BR>このカラー空中写真は, 各方面の利用に供するため, 在来の白黒空中写真と同様, 財団法人目本地図センターを通じて刊行されることになり, すでに昭和49年度の撮影分が刊行されている。ここでは, このカラー空中写真撮影事業のあらましを紹介し, カラー空中写真の利用方法などについて述べてみたい。