難治性腸疾患に対する長期の在宅中心静脈栄養療法の問題点
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概要
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在宅中心静脈栄養療法(HPN)施行中の症例の問題点を検討した.対象は当科で経験したHPN症例19例(男:女=13:6,HPN導入時平均年齢38歳,平均施行期間3.3年)であり,その原疾患はクローン病が15例,非特異性多発性小腸潰瘍症が2例,慢性特発性偽性腸閉塞症が2例であった.HPNの適応は短腸症候群,難治性の肛門病変,経腸栄養不耐などであった.HPNの合併症ではカテーテル感染が最も多く,2年で約6割の症例がカテーテルの交換を必要とした.また代謝合併症として微量元素の過剰と欠乏,肝機能障害,骨軟化症などを認めた,HPNはメリットも多いが重篤な合併症も数多くあり,その施行に際しての経過観察と管理は慎重に行うべきであると考えられた.
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