腸閉塞症状を呈した非家族性大腸腺腫症の1例
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概要
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症例は36歳男性.腹部膨満,嘔吐,腹痛を主訴とし来院し,腸閉塞の疑いで入院した,大腸内視鏡検査にて肛門縁から15cmの部位に全周性の直腸癌を,また直腸膨大部には大小無数のポリープを認めた.大腸腺腫症の癌化と診断し,入院後13日目に大腸全摘術を施行した.術後,患者家族に対して注腸X線検査,眼底検査,染色体検査等を施行したが家族性は証明されず,本症例は非家族性大腸腺腫症と考えられた.
症例は36歳男性.腹部膨満,嘔吐,腹痛を主訴とし来院し,腸閉塞の疑いで入院した,大腸内視鏡検査にて肛門縁から15cmの部位に全周性の直腸癌を,また直腸膨大部には大小無数のポリープを認めた.大腸腺腫症の癌化と診断し,入院後13日目に大腸全摘術を施行した.術後,患者家族に対して注腸X線検査,眼底検査,染色体検査等を施行したが家族性は証明されず,本症例は非家族性大腸腺腫症と考えられた.