ミャンマー連邦におけるハンセン病対策を通したリハビリテーションスタッフの育成
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概要
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2000年度から始まった、国際協力機構の『ミャンマー連邦ハンセン病対策・基礎保健サービス改善プロジェクト』に、理学療法短期専門家として2002年度より関わった。「国立イエナダハンセン病病院機能強化・リハビリテーションスタッフの育成」という目標に対して、日常生活動作の視点から患者を評価することを指導した。現地理学療法スタッフに評価技術が身に付いた後は、評価を生かした自助具の作製に取り組んだ。作製にあたっては他部門(義肢装具・看護)のスタッフの協力も得られ、改良スプーンや杖等を作製することができた。これに自信を得た現地スタッフは、自らの思考で“病院環境の整備”という問題に取り組み、日常生活動作の評価を基に、ベッドの改良やトイレチェアの製作・導入等の活動を行うことができた。以上のことから、“評価の実践”と“評価に基づく行動”で、スタッフの患者に対する意識を高められたと考えられる。また、他職種との協調も根付くことが期待される。
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