近交ならびに雑種ウズラにおける胚発育
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概要
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本研究は近交ならびに雑種ウズラにおける胚発育について発生の全期間にわたって比較検討した.用いたニホンウズラは近交系(近交係数59.4%),近交系間交雑種および無作為交配群である.近交系では胚の発育遅延と胚重量の減少が全般にわたってみられ,一方,交雑種では胚発育の回復が認められた.特に,胚発生の初期段階で近交および交雑の影響が顕著にみられた.近交系は高い胚死亡率を示し,またこの胚死亡率は胚発育の遅延と関連することが明らかとなった.
- 社団法人 日本畜産学会の論文