GIST に対する STI571 (imatinib) の效男 : 消化器腫瘍に対する分子標的治療の可能性
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
近年, GIST(gastrointestinal stromal tumor)に対する新規分子標的治療薬STI571(imatinib mesylate, Gleevec)の有効性が証明された. GISTは比較的新しい概念で, 消化管壁に発生する間葉系腫瘍のうちKITが発現した腫瘍と定義できる. STI571の単剤での奏効率は147例中FR53.7%, SD27.9%と画期的であった. 副作用は従来の抗がん剤より軽度で, 浮腫, 吐気, 嘔吐, 下痢, 腹痛, 疲労, 好中球減少, および発疹が認められた. STI571を嚆矢としてさまざまな分子標的治療剤が試みられており, 癌治療の中心となることが期待される.
- 日本DDS学会の論文
- 2003-09-30
著者
関連論文
- B-3 MTT assayによるヒト肺癌細胞培養株における制癌剤併用効果の検討
- Cisplatin 耐性進行食道癌に対する nedaplatin 単独療法の試み
- 進行食道癌に対する cisplatin 少量分割, 5-fluorouracil 持続静注投与と放射線治療の同時併用療法
- III-48. 進行食道癌症例に対する術前化学療法の組織学的CR症例の検討(III. 食道癌CR症例を巡る諸問題)
- PS-043-4 下部直腸進行癌に対する術前放射線化学療法
- 非小細胞肺癌(腺癌、大細胞癌)に対するIfosfamide, Cisplatin, Vindesine併用療法
- 小細胞肺癌(SCLC)に対する、シスプラチン(CDDP)・エトポシド(VP-16)併用salvage療法
- PP-1-204 転移を有する大腸癌に対するCPT-11の少量分割投与の試み
- 新しい治療の展望 大腸癌に対する新規分子標的治療薬--アバスチン,アービタックスの使い方 (第1土曜特集 大腸癌治療UPDATE)
- 分子標的治療薬
- FOLFOX4療法における遅発性悪心・嘔吐に対する予防療法の有効性の検討
- オンコロジーナースセミナー報告 新たな大腸がん化学療法とその管理
- 大腸癌に対する新しい治療法 : 分子標的治療薬の使い方
- 外来化学療法の短期研修--大腸癌を例に (第5土曜特集 がん外来化学療法コンセプトシート) -- (サポート・医療環境)
- GIST に対する STI571 (imatinib) の效男 : 消化器腫瘍に対する分子標的治療の可能性
- GISTに対するSTI571の効果