マルテンサイト系PHステスレス鋼の機械的性質におよぼす熱処理および加工熱処理の影響
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概要
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強靱なPHステンレス鋼を得るため新しく低C-13Cr-7Ni-1Ti-0.8Alの組成を有するマルテンサイト系PHステンレス鋼をつくった。本鋼種は通常の熱処理で高強度を示すが,靱延性はきわめて少ない。これに対する特殊な熱処理および加工熱処理の効果を検討した結果,溶体化処理直後オーステナイト状態で保持するオースエージングまたは750°C以上の温度におけるオースフォーミングを施したものはマルエージング後高強度と十分な靱性を示すことが判明した。また短時間加熱焼入れは靱性を改善させるが,強度の低下をともなう。
- 大同特殊鋼株式会社の論文
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