黄体ホルモンおよび関連物質と金属とのアルコール溶液中における相互作用について
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概要
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先に著者は,豚の卵巣の金属含量を測定し,発情期に銅が最高に含まれることを見出した.ついで,発情ホルモンおよび雄性ホルモンが銅および遷移金属とエタノール溶液中で,化合物を作ることをみとめたが,今回は主として黄体ホルモン作用物質について,この点を検索した.その結果,Progesterone 12.5μg/ml, Progesteronecapronate 12.5μg/ml, 19-Normethyltestosterone 10μg/ml, Ethynyltestosterone 24μg/ml, Desoxycorticosterone 17μg/ml, Ethylestradlol 20μg/mlとHexestrol 18μg/mlのエタノール溶液はいずれもどの金属とも相互作用が認められなかった.
- 社団法人 日本畜産学会の論文