乗用摘採機のはん用化に関する研究
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概要
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1. せん枝装置を設計,試作し,種々改良を重ねた結果,切断角25゜,くさび角30゜,刈刃のピッチ50mm,刈幅1,400mmの直線往復動刃で,サイドドライブ方式により所期の目的が達成された。<BR>2. 直径700mmφの円板刃(刃数12)4枚により,一度に2うね実施できるすそ刈り装置を開発した。<BR>3. 車輪の踏圧による土壌条件を改善するため,1うね2連の2うね用サブソイラーを試作したところ,約19cmの深耕が可能で,踏圧の影響をほぼ除くことができた。<BR>4. 中耕,除草用カルチベーターを試作した結果,中耕の目的は達成されたが,除草爪による浅薪は困難であった。<BR>5. 30mm幅の羽根ロータ型繰出装置による施肥装置を試作したが,秋肥,春肥用としては施肥量がやや不足と思われ,繰出部の改善の必要性が認められた。<BR>6. ミスト機による防除装置を試作し,アカダニの防除試験を実施した結果,ノズル口径2.5mmφ(平均粒径52ミクロン)でほぼ満足すべき結果が得られた。