極端な低栄養におけるアンゴラ兎の毛生について
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概要
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被毛の生産がその動物の栄養状態により影響されることは従来から知られているが 筆者等はアンゴラ兎における両者の結び付きを求める目的で,先づ低栄養処理による毛生の変化を明かにし,併せて毛生に関する生理機構の一端を覗はうと試みた。低栄養には種々の場合がある(1)が,こゝでは極端な一例として,急性飢餓と蛋白飢餓の連続処理をとり上げ,体蛋白の減少状態を可及的に永続させ乍ら毛生の変化を追跡したところ影響は比較的顯著に現れ,その多様性をある程度捕へることが出来たので,以下にその大要を述ぺる。
- 社団法人 日本畜産学会の論文