明治期日本におけるサブサハラ・アフリカへの関心 (書籍目録) : TICAD IVを前にしてアフリカとの関係を振り返る
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本年5月に横浜で開催される東京アフリカ開発会議4回目を迎え, 国内でもアフリカへの関心が高まりつつある。日本とアフリカの関係は比較的歴史が浅いと考えられているが, アフリカの植民地化が進行していた明治期において刊行されたアフリカ関連書籍数は, 東南アジア・南太平洋のいわゆる南洋地域に比較しても見劣りしない。日本とアフリカ関係史における文献目録は1966年に発行されたアジア・アフリカ総合研究組織アフリカ分科会による『日本におけるアジア・アフリカ研究の原状と課題 文献目録・解題 アフリカ』(1966年) を嚆矢とするが, 本稿では同目録を基本に, 明治期における刊行書籍の一覧作成を試みた。