フィードバック制御下にあるプラントの操作端および測定端の動的プロセスモデルに基づいた異常診断
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
フィードバック制御下にあるプラントの異常診断システムを提案する.このシステムは運転中のプラントの制御量や操作量のトレンドから,操作端や測定端の異常を検出し,さらにどの操作端あるいは測定端に異常が発生したのかを自動的に診断するもので,プラントオペレータの意思決定を支援することを目的としたものである.実プロセスとその動的プロセスモデルとの間の挙動の不一致は異常診断の手がかりと成り得るが,モデリング誤差による誤診の危険が付きまとう.この不一致は,真に異常由来のものと,モデリング誤差由来のものの両方から起因する.既往の研究では,観測される不一致からモデリング誤差由来の成分を除去するフィルターを通して,真に異常由来の不一致のみから異常診断を行う方法を提案している.しかしこのフィルターは,除去対象空間内にあるものは,たとえ程度の大きな異常の徴候であっても完全に除去してしまうため,逆に重要な異常を見落とす諸刃の剣ともなっている.これとは別に,ある特定のモデリング誤差に限定した研究も報告されているものの,操作端と測定端の診断が別々に分かれていて,これらの間で異常原因の区別が付けられない欠点を抱えている.本研究では,既往の研究が抱えるこのような課題に対し,モデリング誤差を考慮し,なおかつ操作端と測定端の異常診断を同一の方法で実行することが可能であり,さらに診断結果に優先順位を与えることが出来ることを特徴とする異常診断システムを提案する.
論文 | ランダム
- 提言 学校体育関係者から (特集 スポーツ振興基本計画の在り方について--保健体育審議会答申)
- ガリレオが見た太陽は何を語りかけるか--太陽活動と気候変動 (特集 ガリレオ)
- Strong Wavelength Dependence of Laser Ablation Fragments of Superconductor YBa_2Cu_3O_y
- Laser Excitation Effects on Laser Ablated Particles in Fabrication of High T_c Superconducting Thin Films
- Magnetophonon Resonance Recombination of Heated Carriers with Emission of Two TA Phonons in LPE-Hg_Mn_xTe