社会学におけるエージェント・ベース・シミュレーション
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概要
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近年,エージェント・ベース・シミュレーション(Agent-Based Simulation; 以下ABSと言おう)技術の社会科学への適用が顕著になってきた.我が国では90年代の複雑系ブームを契機として,国際関係論,政治学,経済学,経営学などABSを利用する学問領域が確実に広がってきたが,社会学への適用は始まったばかりと言える.従って,社会学を念頭に置いたABSの教科書はまだない.そこで,本稿では,ABSを使って社会学研究を行う際の留意点を整理・提示したい.(ただその内容は,著者の拙い経験に基かざるを得ない事をご容赦頂きたい.またこのチュートリアルを2度読んで頂ければ幸いである.最初はシミュレーション研究を始める切っ掛けに,2度目は実際にシミュレーションの仕事に着手した後である.本稿はいずれの場合にも有益なヒントを初心者に提供できる事を願っている.)
- 数理社会学会の論文
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