小麦ふすま由来アンジオテンシンI変換酵素阻害ペプチドの高血圧自然発症ラットに対する血圧降下作用
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概要
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小麦ふすま由来WBPのSHRに対する血圧降下作用を検討した.WBPのふすまからの収量は約2.0%であり,500gのふすまから9.8g (IC50=80μg/mL)が得られた.SHRに対する単回経口投与試験では,WBPは10, 50,および200mg WBP/kgの投与量において投与後2時間から用量依存的にSBPの低下を示し,50および200mg WBP/kgでは8時間まで降圧が持続した.SHRに対する長期投与試験では,0.02% WBP投与群は試験開始10日以降から25日まで,0.1% WBP投与群は5日以降から25日までコントロール群と比較して有意にSBPの低下を示した.本研究の結果,小麦ふすま由来WBPは,SHRの血圧降下作用をもつことが明らかになった.
著者
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野方 洋一
近畿中国四国農業研究センター
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関谷 敬三
独立行政法人農業技術研究機構近畿中国四国農業研究センター成分利用研究室
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野方 洋一
独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構近畿中国四国農業研究センター
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長嶺 敬
独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構近畿中国四国農業研究センター
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