2 型糖尿病マウスにおける霊芝菌糸体培養培地抽出物の糖負荷後の血糖上昇抑制効果と食後過血糖改善薬との併用効果
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概要
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【目的】2 型糖尿病モデルマウス (KK-Ay マウス) を用い,霊芝菌糸体培養培地抽出物 (WER) の食後過血糖改善作用を検討した.さらに,α-グルコシダーゼ阻害薬との併用効果についても検証した. 【方法】KK-Ay マウスに WER を単独,またはボグリボース,アカルボースと同時に経口投与した後,糖負荷試験を行った. 【結果・考察】WER は,in vitro において α-グルコシダーゼ阻害作用を示した.また,KK-Ay マウスにおいてマルトース負荷後の血糖上昇を抑制した.正常血糖マウスにおいては,WER とボグリボースまたはアカルボースとの間に相互作用は認められなかったのに対して,KK-Ay マウスでは WER とボグリボースとの同時服用で血糖上昇抑制効果が消失した.しかし,投与間隔を 1 時間とすることでその効果は回復した.以上の結果より,WER は α-グルコシダーゼ阻害作用により食後過血糖改善作用を示すものの,WER と α-グルコシダーゼ阻害薬を同時服用した場合,薬物によってはその効果が減弱する可能性が示唆された.
著者
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岩田 直洋
城西大学薬学部医療栄養学科生体防御学講座
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神内 伸也
城西大学薬学部医療栄養学科生体防御学講座
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鈴木 史子
野田食菌工業株式会社
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飯塚 博
野田食菌工業株式会社
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日比野 康英
城西大学薬学部医療栄養学科生体防御学講座
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臼井 達洋
城西大学薬学部医療栄養学科生体防御学講座
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岡﨑 真理
城西大学薬学部医療栄養学科生体防御学講座
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川原 由紀子
城西大学薬学部医療栄養学科生体防御学講座
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玄 美燕
城西大学薬学部医療栄養学科生体防御学講座
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岡 真理
城西大学薬学部医療栄養学科生体防御学講座
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