経気管支肺生検で診断し,マクログロブリン血症を呈した肺MALTリンパ腫の1例
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概要
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背景.経気管支肺生検で診断し,マクログロブリン血症を呈したMALTリンパ腫の1例を報告する.症例.症例は68歳男性.入院7年前に会社の健診で胸部異常影を指摘され,近医へ通院していたが,著変ないため1年で自己中断した.入院3か月前より労作時呼吸困難,入院1か月前より咳・痰を自覚し,当科外来を受診.低酸素血症および胸部X線写真上,右胸水貯留,両側浸潤影を認め,同日入院となった.末梢血および胸水中に形質細胞様に分化した異型なリンパ球を多数認めた.気管支鏡検査を施行し,肺の生検組織でt(11;18)(q21;q21)の染色体異常を認め,MALTリンパ腫と診断した.血漿交換および化学療法を施行し,治療効果を認めた.結論.MALTリンパ腫は消化管に発症することが多いが,時に,緩徐進行性に肺に発症し,さらに,マクログロブリン血症を呈することは稀である.
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