超短TEシーケンスの再構成時のエコーシフト補正法
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概要
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超短TEパルスシーケンスはK空間を放射状にサンプリングするラディアルサンプリングとハーフエコー計測を基盤とする.ラディアルサンプリングでのハーフエコー計測は,ハードウェア由来の誤差に影響されやすく,傾斜磁場パルスの時間的なずれやパルス形状の歪みによりエコーピークがシフトし(以下,エコーシフト),画質が劣化する.画質劣化を抑制するため,10秒程度のプリスキャンで撮像条件に応じてエコーシフトを検出し信号を補正するアルゴリズムを開発した.この結果,ハードウェア由来の誤差が生じやすい,オブリークやオフセンター位置での撮像で安定に画像を取得できた.これにより,撮像パラメータの自由度が高いロバストな超短TEパルスシーケンスを実現した.