急速な転帰を辿った細胆管癌の1剖検例
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概要
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症例は58歳,男性.倦怠感を主訴に肝腫瘍を指摘され入院となった.腹部CTでは多発する腫瘍を認め,さらなる検査治療を考慮するも急激に全身状態が悪化し永眠された.剖検の結果は細胆管癌と診断された.細胆管癌は原因として幹細胞の癌化の可能性が考えられているため,一見肝細胞癌や胆管細胞癌に類似した特徴を持つ.今後,さらに概念を整理するため症例を蓄積する必要があり,示唆に富んだ1例と考えられるので報告する.
著者
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鈴木 潤一
国家公務員共済組合連合会幌南病院
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関 英幸
国家公務員共済組合連合会幌南病院消化器科
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藤田 淳
国家公務員共済組合連合会幌南病院消化器科
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三浦 淳彦
国家公務員共済組合連合会幌南病院消化器科
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菅井 望
国家公務員共済組合連合会幌南病院消化器科
-
深澤 雄一郎
国家公務員共済組合連合会幌南病院病理科
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竹内 啓
国家公務員共済組合連合会幌南病院内科
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関 英幸
国家公務員共済組合連合会幌南病院内科
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三浦 淳彦
国家公務員共済組合連合会幌南病院内科
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藤田 淳
国家公務員共済組合連合会幌南病院内科
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菅井 望
国家公務員共済組合連合会幌南病院内科
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鈴木 潤一
国家公務員共済組合連合会幌南病院内科
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