選択的動脈内カルシウム注入試験で局在診断し核出術を施行したMEN-1型にともなう十二指腸ガストリノーマの1例
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概要
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症例は50歳代,男性.上部消化管内視鏡検査で十二指腸下行脚に粘膜下腫瘍が認められた.血清ガストリン値は1400pg/mlと高値であった.選択的動脈内カルシウム注入試験により膵頭十二指腸領域にガストリノーマが局在すると判断し,十二指腸下行脚内の粘膜下腫瘍を摘出した.MEN-1遺伝子変異の検索を行ったところ1塩基欠失が認められた.術後3年が経過しているが,無再発生存中である.
著者
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平川 秀紀
山形市立病院済生館内科
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黒木 実智雄
山形市立病院済生館消化器内科
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平本 圭一郎
山形市立病院済生館消化器内科
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庄司 広和
山形市立病院済生館消化器内科
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松村 吉史
山形市立病院済生館消化器内科
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菊地 義文
山形市立病院済生館消化器内科
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中野 絵里子
山形市立病院済生館消化器内科
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三浦 敦司
山形市立病院済生館消化器内科
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松田 幹夫
山形市立病院済生館臨床検査室
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