Caroli病に肝細胞癌を合併した1例
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概要
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29歳男性.発熱・右季肋部痛にて入院.肝右葉を中心に,著明に拡張した胆管を認め,画像および臨床所見からCaroli病,総胆管嚢腫と胆管炎の合併と診断した.同時に肝S3に4cm大の肝細胞癌を認めた.肝外側区部分切除術,肝右葉切除術・胆道再建術を施行した.腫瘍は中分化型肝細胞癌であり,胆管細胞癌の成分は認められなかった.Caroli病と胆管細胞癌の報告はあるが,肝細胞癌の合併は極めてまれであり報告した.
著者
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鈴木 豊
伊勢崎市民病院病理部
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柿崎 暁
群馬大学大学院病態制御内科学
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片貝 堅志
伊勢崎市民病院 内科
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荒井 泰道
伊勢崎市民病院 内科
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伊島 正志
伊勢崎市民病院 内科
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森永 暢浩
伊勢崎市民病院外科
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下田 隆也
伊勢崎市民病院内科
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押本 浩一
伊勢崎市民病院 内科
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増田 淳
伊勢崎市民病院 内科
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関 朝子
伊勢崎市民病院内科
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