下肢の複合性局所疼痛症候群を疑い積極的治療により軽快した1症例
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概要
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交通事故の打撲を契機に,下肢の慢性的な痛みやしびれ,腫脹を訴えた64歳男性患者の治療を報告する.経過中に患者の行動から複合性局所疼痛症候群(CRPS)ではなく,詐病と考えられたこともあった.しかし,病歴を詳細にとり,検査所見を再検討し,CRPSを疑い,積極的に神経ブロックやリハビリテーションにより不動を回避し,患者の理解と努力を得て10カ月間の治療を行った.その結果,最終的には受傷から9カ月後の腰部交感神経節ブロック施行後に,症状が著しく改善した.
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