TEA-CP-MS41触媒による二酸化炭素とフェニルグリシジルエーテルとの反応速度論
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概要
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テトラオルトシリケート,3-クロロプロピルトリエトキシシラン,セチルトリメチルアンモニウムブロマイドから得たCP-MS41にトリエチルアミンを固定化することでTEA-CP-MS41触媒を調製した。バッチ式反応器を用い,種々の溶媒中でのTEA-CP-MS41触媒による二酸化炭素とフェニルグリシジルエーテル(PGE)との反応について調べた。二酸化炭素とPGEとの反応は,(1)PGEがTEA-CP-MS41(QX)に吸着し,中間体種(C1)を形成する可逆ステップ,(2)C1と二酸化炭素がQX上で反応して5員環カーボネートを形成する非可逆ステップより進行するものと推定した。333〜363 Kで2 kmol/m3のPGE溶液へ101.3 kPaの二酸化炭素の吸収速度を測定し,疑似的な一次反応式により反応速度論解析を行った。N,N,-ジメチルアセトアミド,N-メチル-2-ピロリジノン,ジメチルスルホキシド溶媒を用い,溶媒の極性と反応速度定数との相関について調べた。
著者
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Choe Young-Son
Div. of Chemical Engineering, Pusan National University
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Park Sang-Wook
Div. of Chemical Engineering, Pusan National University
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Park Dae-Won
Div. of Chemical Engineering, Pusan National University
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Oh Kwang-Joong
Div. of Chemical Engineering, Pusan National University
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Kim Seong-Soo
School of Environmental Science, Catholic University of Pusan