オーストラリアにおける社会調査の実施状況 : ―今後の社会調査法を展望するために―
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
近年,日本では個人情報保護に対する関心の高まりが主因となって,しばしば社会調査の実施の困難に直面する.継続的に社会環境の変化に対応していくためには,異なる文化・社会で生じている問題とその対応策について情報収集することを通して,日本における新たな社会調査の方法・工夫を用意しておくことが有効である.そこで試行的に,オーストラリアにおいて,社会調査の実施にあたっての問題・対応状況を把握するための聞き取り調査をおこなった.その結果,5つの側面で,日本での調査実施に対するヒントを得た.5つの側面とは,回収率とモード,個票データの利用,回収原票の管理,調査倫理,政府機関と大学との連携である.
- 数理社会学会の論文
著者
関連論文
- 矢野眞和著『教育社会の設計』
- オーストラリアにおける社会調査の実施状況 : ―今後の社会調査法を展望するために―
- 3. ゼロ年代の教育と初期キャリア : JGSS-2009ライフコース調査の分析から(I-5部会 学歴と職業キャリア,研究発表I,一般研究報告)
- はじめに(社会調査とデータ・アーカイブ)
- 2. 現代の若年男性の職業意識 : Web調査データの分析から(V-7部会 【一般部会】若年層とその意識,研究発表V,一般研究報告)
- 3. 高校生の進路希望と生活・社会意識の変容 : 30年の軌跡(II-2部会 【一般部会】青少年,研究発表II)