ソフトウェア産業における契約について
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概要
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現在では、ほとんどすべての産業が高度に複雑化・特殊化されており、業務の遂行にあたって何らかのシステムを利用することが不可欠となっている。システム開発の業務委託に際してはユーザとベンダとの間で契約が交わされるが、ユーザ・ベンダ間に情報の非対称性に伴うエージェンシー問題があるために契約時にしばしば問題が起こる。 そこで本稿は、システム開発(プロジェクト)の性質と契約形態の有用性の間の関連性、つまり「どのようなシステム開発においてどのような契約形態が望ましいか」をゲーム理論と契約理論において基礎付けすることを目的とする。
著者
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森谷 文利
神戸市外国語大学 外国語学部
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土橋 俊寛
一橋大学大学院 経済学研究科 博士後期課程
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西村 健
一橋大学大学院 経済学研究科 博士後期課程
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高橋 茂
株式会社三菱総合研究所
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中村 宏美
IPA/SEC エンタプライズ系プロジェクト