論文の著作権を守る 学術出版における剽窃検知
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概要
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剽窃は学術出版においては目新しい問題ではないが,インターネットとデジタル出版の時代を迎え,ますます大きな問題となりつつある。こうした時代では,発表論文が単に増加したというだけでなく,オンライン・データベースや出版社のWebサイト,機関リポジトリからの文献の情報検索がかつてないほど容易になった。しかし,コンテンツの数とその利用可能性が増大するにつれ,査読者は,専門分野の全資料を読むことが難しくなり,オリジナルでないコンテンツの検出が一段と困難になっている。この問題に対応するため,CrossRefは学術出版社向けの剽窃検知サ―ビスCrossCheck(http://www.crossref.org/crosscheck.html)の提供を開始した。