土中に敷設された廃棄物最終処分場キャッピング用複合シートのガス透過性実証実験
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概要
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廃棄物最終処分場閉鎖時のキャッピング材料として、遮水性とガス透過性を併せ持ち、施工耐久性を有するジオシンセティックスが求められている。筆者らは、多孔質材料と不織布から成る複合シートを開発し、室内実験ならびに施工実験によりキャッピング材料としての基本性能を評価している。本研究では、室内実験により土層内でのガスの拡散性に対する含水比の影響を評価するとともに、屋外実験において土中に複合シートを敷設し、そのガス透過性を実規模で検討した。その結果、土中に敷設された状態でも、複合シートはガス透過性を有することが実証された。
- 国際ジオシンセティックス学会 日本支部の論文
著者
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西村 正樹
大阪府立産業技術総合研究所
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赤井 智幸
大阪府立産業技術総合研究所
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嘉門 雅史
京都大学地球環境学大学院
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和田 昭太
ジオシンセティックス技術研究会
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楠部 義夫
ジオシンセティックス技術研究会
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浅田 毅
ジオシンセティックス技術研究会
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西村 正樹
大阪府立産業技術総合研究所 化学環境部
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嘉門 雅史
京都大学地球環境学大学
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