Chloride ingress in cracked concrete with water repellent treatment (特集 持続可能な都市システムの構築をめざして(ICUS))
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
海洋環境下に位置するコンクリート構造物を対象に, 吸水防止材を塗布することによる劣化防止効果を確認することを目的に, 暴露試験を実施した.その結果, 用いた5種類の吸水防止材のいずれにも延命化効果が認められた.ただし, ひび割れの発生時期によってひび割れ中への塩化物イオンの浸透性は異なり, 吸水防止材の種類によって防水効果が異なる傾向を示した.また, 鉄筋の防食効果も異なることが明らかとなった.これらのことから, 吸水防止材を塗布することで構造物の延命化は期待できるが, その効果は吸水防止材の種類によって異なることが予想される.[本要旨はPDFには含まれない]
著者
-
Yokota Hiroshi
ICUS, IIS, The University of Tokyo
-
Akira Yoshikazu
Port and Airport Research Institute
-
Kato Ema
ICUS, IIS, The University of Tokyo
-
DAI Jian-guo
The Hong Kong Polytechnic University