当院における腰痛実態調査
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概要
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本研究の目的は,弘潤会野崎東病院および老人保健施設(以下当院)における腰痛の実態をアンケート調査により把握し,予防,改善策を考案することである.はじめに,看護師・介護福祉士・看護助手(118名)を対象に調査を行った結果,75%の職員に何らかの腰痛を認めた.さらに詳細に腰痛の原因を評価,分析するため対象を看護師(72名)にしぼり,第2回調査を行った.なお統計学的手法を用いて要因を検討した結果,有意に腰痛有り群(現在保有者,以下P群)の睡眠時間が短かった.今回の調査から,作業現場である環境面への配慮,勤務体制の見直しの必要性が示唆された.また,看・介護従事者自身が状況を把握し,動作指導が受けられる機会が必要であると思われる.
- 日本腰痛学会の論文
著者
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房野 絹可
弘潤会野崎東病院 アスレティックリハビリテーションセンター
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久保 千恵子
弘潤会野崎東病院 アスレティックリハビリテーションセンター
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尾崎 勝博
弘潤会野崎東病院 アスレティックリハビリテーションセンター
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後藤 啓輔
弘潤会野崎東病院 整形外科
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田島 直也
弘潤会野崎東病院 整形外科
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